
2026年2月15日 09:56
大切にしている活動がある。
それは「災害ボランティア」として現地に出向くこと。
とはいえ、仕事もあるので、頻繁に行けるわけではない。
そこにはいつも葛藤がある。
そんな大切な活動のきっかけとなった出来事がある。
千葉を襲った2019年の台風19号。
ゴルフ場のネットが倒壊し、民家を押しつぶした。
テレビで見ていることしかできなかった。
数週間後、ある番組でこの災害の特集をしていた。
何十年もその土地で暮らしていた家族が、
家を失い、仕事も失い、
何もかもが奪われたと語りながら泣いていた。
行くしかない。そう思った。

新潟市西区役所の知人を訪ね、経緯を説明すると、
快く受け入れてくれ、連絡を取ってくれた。
向かった先は千葉県富津市。
台風で甚大な被害を受けた地域の一つだった。
新潟市から約400Km、車で5時間。
長距離運転が苦手な私が、苦もなく走れたのは不思議だった(笑)
どんな作業にも対応できるよう、ありったけの道具を詰め込んだ。
ハシゴ、脚立、チェンソー、丸鋸、ビス、木材…積めるだけ積んだ。
事前に
「高所作業可能」
「丸鋸やチェンソー使用可能」
「運転可能」
大工であることを伝えていたので、
スキルが必要な案件を準備してくれていた。
風でなぎ倒された竹林の整理。
風で吹き飛ばされた屋根の応急処置。
庭木の伐採など。

この二日間で感じたことは、
私にとって、
とてつもなく大きく、
とてつもなく深く、
とてつもなく感慨深い経験となった。
元気づけるつもりで行ったはずが、
逆に元気をもらい、勇気をもらった。
これは、どこへ災害ボランティアへ行っても同じだ。
現地の方々から感謝される。
道中、高速道路の料金所で無料措置の為に捺印をしてもらうのだが、
「ご苦労様です!」
「ありがとうございました!」
「お気を付けて!」
そう声をかけられ、涙腺が緩んだのは言うまでもない。

いろんな所で、この話をさせてもらったのだが、
必ず言われる言葉がある。
「すごいね」
「偉いね」
「たいしたもんだ」
違うんだ。
たまたま私にできる【形】が、これだっただけ。
それは人それぞれでいいと思っている。
物資を送るという【形】
義援金という【形】
誰かの何かを応援するという【形】
その気持ちでも十分だと思っている。
けれど、もう一歩踏み出してくれたら、
救われる人はもっと増えるのではないかとも思う。
これからも私はこの活動を大切にしていく。
災害のたびに飛んでいけるわけではないけれど、
少しでも役に立てるのなら、どこへでも行きたい。
それが私にできる災害ボランティアという【形】だから。
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