
2026年2月26日 21:11

家が傾くということは、
暮らしが傾くということ。
「液状化」、「地盤沈下」と聞いても、
実際にどんな工事をするのか、
想像できる人は少ないと思います。
今回行ったのは、
沈下修正工事の最強版
「アンダーピニング工法」
これは、工期も、費用も、人手も、
何もかもが大きい工事

まず段取りが大変。
建物の下に人が通れるほどのトンネルを掘るのだが、
その計画。
どこから、どういう経路で、どういう順番で、掘り進めるのか。
大量の資材置き場が必要になる。
ダンプも常駐。
給排水の切り回し。など、
留意すべき項目は山ほどある。

「段取り八分」というが、
工事そのものも、過酷を要する。

建物の基礎の下に人が通るので、
地上から1.5~2.0Mほどの深さで縦に穴を掘る。
縦に掘るとつぎは、横へ、奥へ掘り進む。
全て手作業だ。
建物全体に、計画した位置にジャッキを設置していく。
掘った壁は湧き出た地下水によって崩れやすい為に、
土留めをしながら進んでいく。
さらに奥へ。

この地域は地下水位が高いので、
ポンプで汲み上げながら、作業を進めていく。
このポンプは、工事期間中24時間体制で稼働。
計画台数を設置し、ジャッキアップしていく。
少しづつ、慎重に。
油圧制御で圧力をかけながら、かつ建物の自重を利用し、
鋼管杭を打ち込んでいく。
鋼管杭は1.0Mほどの長さで、それを継いで打ち込んでいく。
平均5.0Mほど。

最後、水平を確認した後、
掘削した空間を隙間なく埋め戻していく。
専用のセメント材。
工事期間中、雨も降った。
言ったように、地下水も湧き出し苦しめられた。
それでも止めるわけにはいかない。
各業種の職人さんたちが
本当に大変な思いをしながら、前へ進めてくれました。

現場管理も簡単ではありませんでしたが、
職人の苦労に比べたら、なんてことはない。
感謝しかないです。
ありがとうございました。
建物を平らにするということは、
ただ、水平を出すことだけじゃない。
そこに住む人の安心を
もう一度、取り戻すこと。
それが、この工事の本当の意味
だと思っています。
それが僕たちの
やりがいであり、生きがい。
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